ボローニャの街を歩いていると、時々合気道のポスターを見かけることがありましたが、「へ~合気道もやってるのか」と思っていただけで、さほど気に留めてはいませんでした。
しかし、まさかその数週間後に自分が合気道をやることになるとは…。
経過はこうです。
今からさかのぼること1ヶ月。インターネットでの交流サイト FaceBook で、デミアンというイタリア人と友達になりました。彼はボローニャ生まれボローニャ育ちの生粋のボロネーゼで、ほとんど毎日アパートに遊びに来て、いろんな話をしたり、勉強を手伝ってくれたり、バーやディスコに連れて行ったりしてくれます。
そんなある日、デミアンの友人の誕生日パーティーがあるから来てみないかと誘われて、全然知らない人の誕生日を祝いに行ってきました。そこで知り合ったのがめでたく25歳の誕生日を迎えたアントニオと姉のリタ、両親と友人達です。
日本だと、全く知らない人のパーティーに誘う(行く)なんてちょっと考えられません。この話を先生にしてみたところ、「どうせなら知らない人と会ったほうが、いろいろな話ができて楽しいじゃない。イタリアでは普通よ!」と言われました。確かにそうかもしれません。
そのアントニオはボローニャで合気道をやっているのですが、後日、同じ道場に通っているクラウディオという人からメールがきて、会って話をしてみたいと誘われました。そしてその日の夜に彼と待ち合わせをして、バールで合気道の話や料理、日本の話などをしたわけです。そのとき、復活祭にささやかなパーティーをするから来てみないかとお誘いがありました。ついでに興味があったら合気道体験してみない?と。
そんなわけで、友人の友人の友人経由で道場のパーティーに参加することになりました。
ボローニャ中心街から少しだけ外れたところに小さな建物があり、なぜか入り口には鳥居があります。そこをくぐって建物の中に入ると、柔道と合気道の道場がありました。
さっそく先生に挨拶して参加してみます。
もちろん胴衣なんて持っていないので、パジャマとして日本から持ってきていた甚平を持参しました。
この写真、どう見ても怒られてるようにしか見えませんが、普通の会話をしているだけです。
「クラウディオの友達だね、彼から話を聞いているよ。日本で合気道はやっていたの?」
「いいえ、全く。今回が初めてです」
「ははは、じゃあ今日は大変かもね!さあやってみてごらん!」
みたいな感じ。
まず先生がお手本を見せてくれます。
そして練習。まあひどいものです。合気道の基礎を全くやっていないので、うまくいくわけがありません。
ジャンカルロ。
二時間の練習が終わった後、復活祭のささやかパーティーがありました。
みんなでワインやら料理やらを持ち寄って食べています。
イタリアなのにみんな畳の上で食べているので凄く違和感がありました。まるっきり日本と同じ雰囲気です。
次の入門者向けコースは10月から始まるそうです。
どうしようかな。行ってみようかな。
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