ウンブリア州にあるオルヴィエートという街へ遊びにいってきました。ボローニャから電車で約3時間。位置はフィレンツェとローマの中間にあります。
街の周りは丘に囲まれていて、ジブリ「天空の城ラピュタ」の舞台になったと言われている地域です。
街の中心はもちろん丘の上にあり、ケーブルカーを使って上ります。片道1ユーロ。
頂上に着くと、田園風景を見下ろす事が出来ます。
オルヴィエートの田園はいろいろな畑や建物があって、見飽きません。
かわいいVespaの集会も発見!
街最大の教会。ファザード部がモザイクで埋め尽くされています。美しすぎる!
街を歩いていると、あちこち木製のベンチや遊具などを発見!発見した遊具の一つ木馬君。
街の主要観光スポットの一つ、サン パトリッツィオの井戸。入り口でチケットを購入し、巨大井戸の中を探検してみます。
1528年教皇クレメンス7世の命により建築され、ルネッサンス期工学の傑作と呼ばれています。上から覗き込むと、一番下に水が見えます。
井戸の深さは62メートル。上り下りそれぞれ248段の階段があります。
ようやく到着。昔の人たちはここまで降りてきて、水を汲み、また階段を上って帰って行ったそうです。すごい力仕事です。
井戸の底から見上げた所。不思議な感覚です。
帰りも階段で帰りますが、階段は螺旋状になっていて、行きの階段とは別の階段を上ります。行き来する人がすれ違わないように設計されています。
オルヴィエートには井戸以外にも洞窟があり、エトルリア時代(紀元前)からルネッサンス時代までに掘られた洞窟を探検する事が出来ます。写真は粉引き機。
井戸も洞窟内にありました。かなりの深さです。
鳩小屋の遺跡。四角い穴に鳩が入っていたとの事。
かなり広い鳩小屋でした。
エトルリア時代からこの地域ではワインを作っていたようです。
今でもワインはオルヴィエート名産物の一つです。
ぶどうの絵が描かれた陶器。これはワインの味がますます気になってきます。。。
特に白ワインがおいしいとの事で、早速試飲しました!さっぱりしていて飲みやすい!!
お肉で有名なのが、イノシシの肉!街中のお肉屋さんには猪の剥製が展示されています。
猪料理も試してみました。トマトソース煮込み。ビーフシチューに入っている牛肉の様な歯ごたえ。多少独特の臭みがありましたが、柔らかくて食べやすかったです。
そしてオルヴィエート最大の特産物、トリュフ!人生初のトリュフです。香り高い!!
パスタもこの地方の名産品です。
もう一品、トリュフのブルスケッタ。カリカリのパンの上にトリュフをふんだんにかけて頂きます。
一緒に出てきたトマトのブルスケッタ。トマトが甘い。シンプルな料理なのに、本当に美味しい。味の決め手は素材の良さなんでしょうね。
こじんまりしていて、すぐに町中を歩き回れる程小さな街ですが、歴史が古く見応えたっぷりでした。