2010年5月13日木曜日

番外編 タイ旅行(2)

漠然と抱いていた嫌な予感が的中…

滞在6日目、バンコクからタイ南部にあるクラビへ移動するために夜行バスを当日予約しました。
政府の運営するVIPバスです。あまり安い怪しげなバスだと、バス内で提供される飲み物に睡眠薬が入っていて、眠った隙に全て盗まれる…という事があるそうです。気をつけましょう。

ホテルからバスターミナルまで、道がすいていればタクシーで20分ほどの距離なのですが、夕方から夜にかけて激しい渋滞があるので、念のために2時間半前にホテルを出発しました。

ホテル前でタクシーを捕まえて、料金メーターを利用することを確認してから乗車。しかし乗車後ふと見てみるとメーターが動いていません。運転手に文句を言ってものらりくらりとかわし、メーターを動かす様子が無いので、そのまま下車。

次にバイクタクシーを捕まえましたが、バスターミナルまでは遠すぎると拒否。渋滞もひどくなってきたので、それなら一番近いスカイトレインの駅まで連れて行ってくれと頼み、運んでもらいました。

そしてスカイトレインに乗車。しかし帰宅ラッシュに巻き込まれ、日本の通勤電車並みの混雑振り。友人は「こんなのイタリアではありえない!!」ととても苦しんでいました。

今度はトゥクトゥクを捕まえましたが、少し進むごとに停車して地図をみせろとせがんできます。どうやら目的地が良く分かっていない様子。あきらめて再び下車。

しかし下車した場所が悪かったのか、タクシーもトゥクトゥクも全く見つかりません。雨も降り始めてきました。30分ほど近くをさまよい、ようやく1台のタクシーを発見。もう時間がありません。
幸いにもこのタクシーの運転手はすぐに目的地を理解してくれました。しかし渋滞でほとんど進まず、結局バスターミナルに到着したのは予定時刻を30分すぎたとき。
目的のバスはすでに出発していたのですが、幸いその次のバスに乗せてもらうことが出来ました。VIPバスではないのですが、乗せてもらえるだけ感謝です。

そして翌日クラビに到着。
ホテルで聞いてみると、20分後に4島めぐりの船が出港するようで、急いで準備して港へ。なんかいつも急いでいるような気がします。


船の店が出ていましたが、少し高め。誰も客はいませんでした。


これぞパラダイス。

そして4つの島をめぐり終わり、これから帰ろうと言うときに…

なんと引き潮で浅くなった海底(岩場)に船が引っかかり、動かなくなってしまいました。
男達全員が船から下りて全力で押してみたのですが、まったく動く気配がありません。
さらに近くの空が急に暗くなっていて、嵐の予感がします。


どうにもならないのでレスキューを呼びました。空はさらに暗くなっていて、いつ大雨が着てもおかしくありません。

そして助けの船が到着。乗客から拍手が沸き起こります。
そのレスキュー船も浅すぎて近寄れないので、みな船を下りて、海を歩いてわたりました。
腰ぐらいまでの水深なのですが、岩場で足元が不安定なうえに波があり、非常に転びやすい状況です。みな持ち物をぬらさないよう必死に歩きました。


どうにか全員無事にレスキュー船に移動。その途端に大雨が降り始めました。
みな「これで映画をつくろう!」とか「これこそアドベンチャーね」とか言って盛り上がっていました。


僕はと言うと、海を歩いていたときに岩場で足を傷つけて血を出し、さらにここが赤道付近だと言う事を忘れていてクリームも何も塗らずに炎天下にいたため、体中が真っ赤に日焼けしてしまいました。
いままでに体験した事がない、ひどい日焼けです。とにかく何をしても痛いし、何もしなくても痛い。

つづく...

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